- 2021/09/20 掲載
中国人民銀、元国際化「着実かつ慎重に」 オフショア市場を強化
人民銀は同日公表した人民元の国際化に関する報告書で、20年の人民元建てのクロスボーダー決済額が前年比44.3%増の28兆3900億元(約4兆3900億ドル)だったと発表した。
クロスボーダー決済全体に占める人民元建て比率が過去最大の46.2%で、外国貿易に占めるクロスボーダー決済は12.7%増の4兆7800億元だったという。
人民銀は、国境を越えた資本の流れに対する監視の強化や、システミック・リスクの防止も表明した。
中国は09年以降、貿易や投資でのドル依存を減らし、基軸通貨としてのドルの地位に挑むため、人民元の国際化を推進してきた。
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