- 2021/09/28 掲載
午後3時のドルは111円前半で小動き、リスクオンで上昇基調は継続
三菱UFJ銀行・チーフアナリスト、内田稔氏は、中国恒大を巡ってはドル建て債券の利払いなど依然として不透明な要素が多いものの「デフォルト懸念がいったん和らぎ、リスクオンムードが広がっている」と指摘する。リスクセンチメントが改善し円が全面安となっており、ドル/円相場にも円安基調が波及しているいという。
ただ、ドルがここからさらに上値を伸ばすには材料不足との指摘もある。ドル指数は93.40付近で底堅いものの、昨日の水準に比べるとやや弱含みとなっている。
ドル上昇の過程では、実需の買いフローも活発だった。ここ1―2カ月ほどドル/円はもみあう展開が続いていたが足元では上値を試すようなムードになり、「目先のドル上昇を見越して、今のうちにドルを買っておこうという思惑も広がったのではないか」(国内信託銀行)という。
さらに、米10年債利回りが1.5%台まで上昇したことも、ドル/円のサポートになったとみられている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 111.20/22 1.1697/01 130.09/13
午前9時現在 110.95/97 1.1693/97 129.76/80
NY午後5時 111.00/03 1.1694/98 129.79/83
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