- 2021/10/29 掲載
漆間社長、風土改革へ「経営陣一丸」=三菱電機、検査不正も中間決算増益
三菱電機の漆間啓社長は28日、決算発表に合わせて電話で記者会見し、一連の検査不正問題の再発防止策として進める組織風土改革について、「経営陣一丸で実現していく」と強調した。組織風土改革を担う全社変革プロジェクトチームを社内公募で選んだ45人で16日に発足させたことを明らかにし、「真剣にメンバーと議論をしながら改革案を策定していきたい」と語った。
同時に発表した2021年9月中間連結決算(国際会計基準)は増収増益だった。
売上高は前年同期比12.4%増の2兆1383億円、純利益は約2.2倍の1048億円。設備投資需要の拡大に伴い、国内やアジアで工場自動化システムの販売が好調だった。欧米で空調機器の販売も伸びた。
22年3月期の連結業績予想は上方修正した。売上高は前期比7.4%増の4兆5000億円、純利益は13.9%増の2200億円と、従来予想から100億円ずつ引き上げた。
【時事通信社】 〔写真説明〕三菱電機の漆間啓社長=1日、東京都千代田区
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