- 2021/10/29 掲載
キャタピラー、第3四半期売上高が予想下回る 一段の値上げ示唆
ボンフィールド最高財務責任者(CFO)はロイターに対し、第3・四半期は「サプライチェーン(供給網)の問題が大きな影響を与え始めた最初の四半期だった」と指摘。ただ、操業停止はまだ実施していないとした。
世界的なサプライチェーンの問題とインフレに伴うコスト増が収益を圧迫しており、影響軽減に向け今年2回の値上げをすでに実施。ボンフィールドCFOは、顧客からの需要が「非常に強い」ことから、一段の値上げは可能との見解を示した。
また、売上高の改善を見込んでいるものの、第4・四半期の調整後の営業利益率は第3・四半期に比べて低下するとした。
前例のない公共投資により世界の建設需要が支えられているため、同社の売上高は3四半期連続で急増。第3・四半期の総売上高は25.4%増の約124億ドルとなった。ただ、市場予想の124億8000万ドルはやや下回った。
第3・四半期の調整後1株利益は2.66ドル。市場予想は2.20ドルだった。
株価は約3%上昇している。
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