- 2021/10/29 掲載
テマセク出資の企業連合、SPHに買収提案 ケッペル上回る額で
[29日 ロイター] - シンガポール政府系投資会社テマセクの出資先を含む不動産開発業者3社で構成する企業連合は29日、メディア事業などを手掛けるシンガポール・プレス・ホールディングス(SPH)を33億4000万シンガポールドル(24億8000万米ドル)で買収する提案を発表した。
1株当たりの買収価格は2.1シンガポールドルで、シンガポールの複合企業ケッペルが既に表明していた現金と株式交換を組み合わせた2.099シンガポールドルでの買収案を若干上回った。
SPHは5月に、有力紙ストレーツ・タイムズを含むメディア事業を切り離して非営利組織に移管する計画を発表。これを受け、ケッペルはメディア事業分離後のSPHの買収を提案した。
新たに買収を提案した企業連合は「カスケーデン・ピーク」と呼ばれ、シンガポールのホテル運用大手ホテルプロパティーズの子会社が40%を保有し、テマセクの出資先であるCLAとメープルツリーの傘下企業がそれぞれ30%ずつ保有している。
双方の買収提案は、SPHがメディア事業の切り離しを完了することを条件としている。
SPHは、カスケーデンによる非友好的な買収提案を精査しており、全ての株主の利益のために、受託者義務に基づいて行動すると表明した。
テマセクが大株主であるケッペルは、カスケーデンの提案を精査するとの声明を発表した。ケッペルの買収計画には違約金3400万シンガポールドルが含まれている。
SPHの取締役会は、カスケーデンの提案は確定したものではなく、拘束力のある合意は結んでいないと表明した。
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