- 2021/11/05 掲載
預金保険機構、SBI・新生銀に質問状=価値向上策、12日までに開示を
預金保険機構は5日、SBIホールディングスによる新生銀行へのTOB(株式公開買い付け)をめぐり、両社に新生銀の企業価値向上策などを問う質問状を送付したと発表した。12日までに適時開示で回答するよう求めた。
政府は新生銀の前身の旧日本長期信用銀行に公的資金を注入。預金保険機構は子会社の整理回収機構とともに新生銀に計2割超を出資している。新生銀が25日開催の臨時株主総会で買収防衛策の発動を諮ることから、「検討に必要な事項」を尋ねると表明した。
預金保険機構のSBIへの書簡では、グループ企業や資本提携先の地方銀行との連携で、新生銀の企業価値をどのように向上させるのかを質問。TOB成立後の新生銀取締役会の構成も説明を求めた。一方、新生銀には価値をさらに高めるための経営方針を示すよう促した。
【時事通信社】
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