• 2022/01/20 掲載

村田製作所、温室効果ガス削減目標でSBT認定を取得

村田製作所

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 株式会社村田製作所(以下、「当社」)はこのたび、2030年度までの温室効果ガス(以下、GHG)排出量の削減目標を策定し、これらの目標が、パリ協定に準じて「世界の気温上昇を産業革命前より1.5℃に抑えることを目指す」ための科学的な根拠に基づくものであるとして、国際的イニシアティブ「SBTi(Science Based Targets Initiative)」によるSBT認定を取得しました。

■SBT認定された村田製作所グループの温室効果ガス排出量の削減目標

Scope1+Scope2(1.5℃水準)

 (工場での製品製造、事業所での使用電力などに自社利用によって排出する領域):

  2030年度46%削減(2019年年度比)

Scope3(WB2.0℃水準)

 (原料調達や製品輸送、廃棄などScope1+2以外に間接的に排出する領域):

  2030年度27.5%削減(2019年度比)

 近年、世界各地で深刻化している環境問題に対応するため、脱炭素をはじめとした気候変動対策が企業に求められています。このような社会からのさまざまな要求に的確に対応するため、「気候変動対策の強化」を重点課題(マテリアリティ)に選定し、GHG排出削減の総量目標を掲げて事業運営を行い、村田製作所グループ全体で省エネルギー化(以下、「省エネ」)や再生可能エネルギー(以下、「再エネ」)の利用促進につなげる投資を積極的に行っています。

 省エネの取り組みとして、当社は長年の間、年間450-600件(約5万トンのCO2の削減)の省エネ施策を継続的に実行しています。しかしながら、近年は事業拡大ペースが施策効果を上回り、GHG総排出量が増加傾向にありました。2018年度から省エネに加えて再エネの導入量拡大に積極的に取り組んだことによりGHG排出量(Scope1+2)は、2018年度をピークに減少に転じ2020年度は143.5万t-CO2eとなり、前年度比17.4万トンの削減となりました。今後も取り組みを継続し、2021年度に140万トン、2024年度に128万トン、2030年度には87万トンの排出量目標の達成を目指します。Scope3に関しても、環境負荷の低い部資材の選定やリサイクル材の投入比率向上など、サプライチェーンを通じたCO2削減も行っていきます。

 再エネの利用促進に向け、当社は2020年にRE100(※1)に加盟しました。事業活動における使用電力の再エネ導入比率を2030年時点で50%、2050年までに100%を目標として設定しています。2021年11月に株式会社金津村田製作所を村田製作所グループにおける初の100%再エネ工場に、2022年1月にはPhilippine Manufacturing Co. of Murata, Inc.を海外拠点初の100%再エネ工場としました。今後も村田製作所グループ各社に対して再エネ利用拡大に向けた積極的な施策を展開していきます。

 こうした環境投資をさらに加速するべく、カーボンプライシング制度(※2)を2021年度から運用しています。CO2削減に経済的な価値を付与し、投資指標に組込むことで村田製作所グループ各社が環境投資を行いやすい仕組みとしました。本制度にとどまらず、CO2削減に向けた実効性の高い制度設計を目指します。

※1 RE100:事業活動で使用する電力を100%再エネにすることを目指す国際的なイニシアティブ。RE100はThe Climate GroupがCDPとのパートナーシップのもとで主催し、We Mean Business連合の一部としても運営。日本では2017年より日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)が、RE100の公式地域パートナーとして日本企業の参加と活動を支援

※2 カーボンプライシング制度:村田製作所におけるシャドープライシング制度。投資により削減できるCO2に経済的価値を付与し、環境投資を促す仕組み

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