[21日 ロイター] - 米金融大手モルガン・スタンレーは21日、ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)の2021年の報酬総額が6%増の3500万ドルと明らかにした。
前日にはJPモルガン・チェースが、ジェイミー・ダイモンCEOの2021年報酬総額が9.5%増の3450万ドルになると発表した。
ゴーマン氏は10年前にCEOに就任した後、業績不振のトレーディング中心だったモルガン・スタンレーをバランスのとれた銀行に転換。証券・投資顧問会社スミス・バーニーの買収もゴーマン氏が率先して進め、ウェルスマネジメント事業を収入安定化の取り組みの柱にした。
ゴーマン氏の報酬は、同氏の実績と銀行の記録的好業績を踏まえて決定したとしている。
21年の純利益は150億ドル(前年は110億ドル)、有形自己資本利益率は19.8%(前年は15.2%)だった。