- 2022/03/08 掲載
スリランカ、通貨15%切り下げ IMFに支援要請との見方
中銀は、10月以降1ドル=200─203ルピーに設定していたルピー相場の上限を7日遅くに230ルピーに引き上げた。
スリランカの外貨準備は1月末時点で23億6000万ドルまで減少している。2022年中に約40億ドルの債務を返済する必要があり、IMFの支援を求める可能性が高くなっている。
フロンティア・リサーチの経済調査部門トップ、Thilina Panduwawala氏は「通貨の柔軟性はIMFがプログラムの前提条件とみなすものであり、今後の交渉が容易になる」と指摘した。
ただアナリストは通貨切り下げだけでは不十分で、政府は増税や燃料価格の調整など追加の措置が必要とみている。また海外からの送金を大幅に増やすには一段の通貨切り下げが必要で、一部では年内に最大25%の切り下げを予想する声もある。
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