- 2022/03/09 掲載
キャセイ航空、21年は赤字縮小 「貨物輸送能力の拡大目指す」
キャセイ航空は1月の時点では、赤字幅を56億─61億香港ドルと予想していた。20年は216億5000万香港ドルの赤字だった。
下期は、経費削減や貨物の輸送需要拡大・値上げを背景に、約20億香港ドルの黒字を計上。ただ、旅客数は20年比で85%減少した。
パトリック・ヒーリー会長は、22年は「極めて厳しい」スタートを切ったと指摘した。香港はコロナ対策として、乗務員の隔離規制を厳格化したほか、米英豪など主要市場からの旅客機乗り入れを禁止した。
キャセイは1月以降、コロナ禍前の旅客輸送能力の2%、貨物はコロナ禍前能力の3分1以下で運航している。21年は売上高の79%を貨物に依存していた。会長は「旅客と貨物の輸送ネットワークを維持すべく努力している。貨物輸送能力をできる限り引き上げたい」とした。
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