- 2022/03/17 掲載
東京株急伸、900円高=FOMC通過、円118円台後半
17日の東京株式市場は、米国の金融政策の行方を占う上で注目された連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過したことで買い安心感が広がった。ロシアとウクライナの停戦への期待も買いを後押しし、日経平均株価は一時、前日比900円超上昇した。終値は890円88銭高の2万6652円89銭。
16日まで開かれたFOMCではインフレ抑制に軸足を置く強めの金融引き締め姿勢が示されたが、3月の利上げ幅などは市場予想通りだった。米主要株価指数はそろって大幅上昇。これを受け、東京市場でも朝から幅広い業種が値上がりした。
中国が経済対策を打ち出すことも買い材料になった。さらに、ロシアとウクライナ双方から停戦交渉の前進を期待させる発言が伝えられ、「イベント通過と好材料が重なり、買い戻しが加速した」(大手証券)という。
東京外国為替市場では、円相場が1ドル=118円台後半に下落した。米国の利上げ決定で、日米間の金利差が拡大するとの思惑から円売り・ドル買いが先行した。午後3時現在は118円81~82銭と前日比45銭の円安・ドル高。
【時事通信社】
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