- 2022/03/18 掲載
米鉱工業生産、2月は製造業が1.2%上昇 予想上回る
2月の前年同月比は7.4%上昇だった。製造業は米経済の11.9%を占める。
2月は自動車が3.5%低下。低下は3カ月連続だった。世界的な半導体不足を背景に自動車生産は引き続き抑制されている。
2月の鉱業生産は0.1%上昇。全体の鉱工業生産は0.5%上昇した。1月は1.4%上昇だった。1月に10.4%上昇していた公益事業が2月は2.7%低下した。
企業がどれだけ資源を活用しているかを示す稼働率は、製造業が2月に0.9%ポイント上昇し78.0%となった。パンデミック(世界的大流行)前の水準を2.5%ポイント上回ったが、長期平均を0.1%ポイント下回っている。
2月の全体の設備稼働率は77.6%と、前月から0.3%ポイント上昇。ただ、1972─2021年平均を1.9%ポイント下回っている。
FRB当局者は、経済のスラック(需給の緩み)を見極める指標として稼働率に注目している。
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