- 2022/03/31 掲載
中小企業、9割超が影響・懸念=ウクライナ情勢―日商調査
日本商工会議所が31日発表した中小企業の景気観測調査によると、ロシアのウクライナ侵攻でビジネスに「現在影響がある」と答えた企業が21.6%に上った。「今は影響ないが、先行きに懸念がある」との回答も71.0%。合わせて9割超の中小企業が、燃料費や仕入れコストの上昇など、経営へのマイナス影響を懸念していることが分かった。
ビジネスへの具体的な影響としては、「エネルギー資源価格高騰による電力・燃料コストの上昇」が79.1%で最多。「エネルギー資源を除く仕入れコストの上昇」(56.2%)、「コスト増に伴う価格転嫁が進まない」(42.7%)も多かった。また、ロシアからの輸入が多い水産品や、需給逼迫(ひっぱく)の恐れがある小麦粉などを念頭に「調達自体が困難になっている」(山形県の総合スーパー)との声も上がった。
【時事通信社】
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