• 2022/03/31 掲載

英住宅価格、3月は前年比+14.3% 04年以来の高い伸び

ロイター

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[ロンドン 31日 ロイター] - 英住宅金融会社ネーションワイドが31日発表した3月の英住宅価格は前年比14.3%上昇と、2004年以来の大幅な上昇を記録した。ロイターがまとめた市場予想は13.5%上昇だった。

前月比では1.1%上昇。8カ月連続の値上がりとなった。

ネーションワイドのチーフエコノミスト、ロバート・ガードナー氏は「家計にかかっている強い圧力や借り入れコストの持続的な上昇を踏まえると、住宅市場は驚異的な勢いを維持している」と指摘した。

3月の平均住宅価格は、過去最高の26万5312ポンド(34万8248.53ドル)。

同氏は、好調な労働市場と賃金の伸び加速が住宅市場を支える要因になっていると指摘。ロックダウン(都市封鎖)下で家計が貯蓄を大幅に増やしたことも頭金を確保する助けになったと見方を示した。

家計貯蓄は推定1900億ポンド(2493億9000万ドル)に達したという。

<今後は鈍化か>

英国では、新型コロナウイルスの流行に伴い、広い家への住み替えが進んだことや、優遇税制、歴史的な低金利を背景に、住宅価格が上昇していたが、こうした要因は少しずつ剥落しつつある。

同氏は「住宅市場は、今後数四半期で鈍化する公算が大きいとの見方を変えていない。家計所得への圧迫は強まる見通しで、インフレはさらに進行する見込みだ。国際エネルギー価格が高止まりすれば、インフレ率は今後数四半期で恐らく2桁に達するだろう」と指摘。

「また、労働市場が力強さを維持すれば、イングランド銀行(英中央銀行)が金利をさらに引き上げる可能性が高い。これが住宅ローン金利に波及すれば、市場の足を引っ張ることにもなる」と述べた。

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