- 2022/04/19 掲載
大手銀の住宅ローン、金利上昇で需要減少
米抵当銀行協会(MBA)によると、4月8日に終了する週に住宅ローンの30年固定金利は5.13%となり、2018年11月以来の高水準を記録した。年初からは1.5%ポイント超上昇している。
MBAデータや銀行幹部によると、借入コストの急上昇に伴い銀行の住宅ローン組成件数も低迷している。
ウェルズ・ファーゴの第1・四半期の住宅ローンは、組成の落ち込みなどで前年比33%減少した。
第1・四半期のシティグループの住宅ローン組成件数は前年比30%減少した。JPモルガン・チェースの住宅ローンの収入は20%減少した。
MBAは今年の住宅ローン組成件数は前年比35.5%、借り換えは64%、それぞれ減少すると予想している。
アナリストは、融資基準の厳格化や機関投資家が保有する住宅ローンの割合が大きいことから、サブプライム住宅ローン危機のようなことが再発するとは予想していない。
CFRAリサーチのディレクター、ケン・レオン氏は最もシステミック的にリスクが高い銀行は住宅ローン業界全体の3分の1に過ぎないと指摘する。
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