- 2022/04/28 掲載
英バークレイズ、自社株買いを保留 第1四半期利益は予想上回る
同行は先月28日、仕組み商品のミスで約4億5000万ポンド(5億9180万ドル)の損失を計上したと発表し、10億ポンド(12億5000万ドル)の自社株買いを第2・四半期に延期するとの見通しを示していた。
バークレイズは、可能な限り早期に自社株買いを実施する方針を示した。
第1・四半期決算では、訴訟費用など5億ポンド以上を計上。うち3億2000万ポンドは、仕組み債のミスを受けた引当金だった。仕組債のミスに関連する引当金は総額5億4000万ポンドとなる見通しで、残りは2021年決算で遡及的に認識する。
第1・四半期の税引き前利益は22億ポンド(27億5000万ドル)。アナリスト予想の13億ポンドを上回ったが、前年同期の24億ポンドを下回った。
普通株等Tier1比率(CET1)は130ベーシスポイント(bp)低下し、13.8%。リスクアセットが147億ポンド増え、3288億ポンドとなったことが主因。
PR
PR
PR