- 2022/07/07 掲載
日本オーチス、エレベーターとロボットとのクラウド連携のテスト運用に成功
・ロボットが、人間の手を借りずに、エレベーターを呼び、目的地を選択し、効率的に乗り降りする
日本オーチス・エレベータ株式会社(https://www.otis.com/ja/jp/)(代表取締役社長 ティボー・ルフェビュール、本社 東京都文京区、以下 日本オーチス)は、ロボットプロバイダーであるエイム・テクノロジーズ株式会社(https://aim-tech.jp/)(代表取締役社長 吉本万寿夫、本社 東京都港区、以下 エイム・テクノロジー)と共同で、Otis Integrated Dispatch(TM)(オーチス・インテグレート・ディスパッチ)(https://www.otis.com/ja/jp/products-services/products/otis-integrated-dispatch)技術を活用し、エレベーターとロボットとのクラウド連携のテスト運用を「ホテル京阪 ユニバーサル・タワー」(https://www.hotelkeihan.co.jp/tower/)(大阪府大阪市)にて実施しています。日本オーチスはエレベーターおよびエスカレーターの新設・据付・保守・改修を一貫して扱う世界的リーディングカンパニー、オーチス・ワールドワイド・コーポレーション(NYSE:OTIS)の日本法人です。
「ホテル京阪 ユニバーサル・タワー」では、忙しい日には約40~50件の客室へのデリバリーサービスの依頼があります。従業員がデリバリーに費やす時間を短縮するため、従業員の代わりに配達を可能にするエイム・テクノロジーのロボットのテスト運用を決定しました。日本オーチスとエイム・テクノロジーは、両社のクラウドシステムを接続させる、Otis Integrated Dispatch(TM)技術を活用し、エレベーターとロボットを連携させました。それにより、ロボットは人間の手を借りずに、エレベーターを呼び、目的地を選択し、効率的に乗り降りして、宿泊客に物品を届けることが可能になりました。
「ホテル京阪 ユニバーサル・タワーでの顧客サービスの向上と従業員の生産性の向上に向け、貢献できることを光栄に思います。今後もエレベーターとロボットとの連携に向けた研究や開発を進め、人とロボットがよりシームレスにビル内を移動できるよう追及していきます」と、日本オーチス社長のティボー・ルフェビュールは述べます。
Otis Integrated Dispatch(TM)技術は、多くの自律型サービス・ロボットと連携できるように設計されたAPI(Application Programming Interface)です。このAPIにより、クラウド、又はローカル接続を介して、エレベーターとロボットのシームレスなインタフェイスを可能にし、また従来の配線で繋ぐ方法よりも柔軟で拡張性を高めることができます。Otis Integrated Dispatch(TM)技術は、エレベーター群、及びバンクレベルでも機能し、様々なプロバイダーが持つ異なったモデルのロボットに対しても、柔軟に対応することができます。ロボットが使用できる複数のエレベーターを用意することで、更に効率性を高めることが可能になります。
Otis Integrated Dispatch(TM)のプロトコルは、「ロボット・エレベータ連携インタフェイス定義 RRI」の規格に準用しています。これは、2019年に経済産業省が「ロボットによる社会変革推進計画」の取り組みの一つとして設けた「ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会(RRI)」の中で策定された規格の一つです。
下記のリンクから、ロボットが物品をデリバリーする様子を紹介するビデオ(60秒)をご覧いただけます。https://youtu.be/lv6R7qbhrkw
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