- 2022/07/14 掲載
ドル一時138円台、24年ぶり円安水準 米大幅利上げ観測で
米労働省が13日に発表した6月消費者物価指数(CPI)は、前年同月比9.1%上昇と5月の8.6%上昇から一段と加速。市場の事前予想8.8%上昇も上回り、1981年11月以来約41年ぶりの大幅な伸びを記録した。
発表を受けて市場では、米国の利上げがさらに加速するとの観測が強まり、ドル高が勢いづいている。
米金利先物市場は現在、FRBが7月26─27日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で、1.0%の大幅利上げを実施する可能性を8割近く織り込んでいる。CPI発表前は1割以下だった。
対円で1998年9月3日以来の高値をつけたドルは、他通貨に対しても幅広く上昇。対ユーロでも前日、1ユーロ=1ドルのパリティ(等価)を約20年ぶりに上抜けたほか、英ポンドやオーストラリアドル、ニュージーランドドルなどに対しても、2年ぶり高値圏で推移している。
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