- 2022/07/25 掲載
トヨタが下期値下げ要請見送り、仕入先の経営安定優先 調達網維持
トヨタは通常、半期に1度、部品の価格改定を仕入先に求めてきたが、新型コロナウイルスの影響や半導体不足の影響などで、車両の生産計画をたびたび下方修正してきたことから、3カ月ごとに仕入先の負担状況を精査。熊倉氏は、足元の減産や資材高騰などにより「仕入先、特にティア2(二次下請け)以降が大変苦しい状況」にあると説明、4─6月分は引き下げ要請を見送ったという。
7月以降は「生産が落ち着くと思っていた」(熊倉氏)ことから、7─9月分は当初、一部の仕入先には引き下げを申し入れていたが、新型コロナ感染拡大に伴う中国・上海のロックダウン(都市封鎖)や半導体関連の影響で、生産が今も安定していないことから、下期の値下げ要請申し入れを取りやめた。熊倉氏は「サプライチェーンをしっかり守っていくという意味でも、(仕入先には)傷ついたところを直してもらうということで、見送らせていただいた」と述べた。
トヨタはまた、高騰している電力やガスなどのエネルギー費についても仕入先への対応を検討している。同社は材料の市況が変動した場合は、事前に合意した一定のルールに基づきトヨタが負担しているが、エネルギー費に関しては、トヨタと仕入先との間で変動ルールの取り決めがない。このため、仕入先から対応を求められており、熊倉氏は一時的な対応として「どうすれば効果的かつ現実的な対応ができるかを検討している」と語った。
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