- 2022/08/02 掲載
デジタルアーツ、「m-FILTER@Cloud」と「クリプト便」の連携オプションを提供開始
■PPAPのセキュリティ課題は、「送信時の情報漏洩リスク」と「受信時の攻撃リスク」
PPAP(ファイルをパスワード付きZIPファイルにしてメールで送付し、パスワードを別送するファイルのやり取り)は、これまでビジネスシーンで利用が推進されてきましたが、さまざまなセキュリティリスクをはらんでおり、大手企業を中心に運用が見直され始めています。
PPAPのセキュリティ課題は、メールを送信する場合と受信する場合の両方にあります。宛先を誤送信した場合、ファイルが外部に漏れてしまうという「送信時の情報漏洩リスク」、さらにZIPパスワードロックされたファイルが悪用された場合、マルウェアなどに感染してしまう「受信時の攻撃リスク」です。
■「クリプト便 for m-FILTER@Cloud」との連携でメール送受信における"脱PPAP"に対応したファイルの送付も可能
デジタルアーツは、メールセキュリティ製品「m-FILTER」のオンプレミス版とクラウド版を提供しており、あらゆるメール攻撃を防ぐ外部攻撃対策に加え、メールフィルタリングによる誤送信対策などを実現しています。
NRIセキュアが提供する「クリプト便 for m-FILTER」は、Webブラウザーから安全に電子ファイルを送信できるファイル転送サービスです。これまで、オンプレミス版の「m-FILTER」にて「クリプト便 for m-FILTER」との連携オプションを提供してきました。
そしてこの度、より多くのお客様にファイルを簡単・安全に転送できる環境をご提供するために、クラウド版である「mFILTER@Cloud」においても「クリプト便 for m-FILTER@Cloud」との連携を可能にしたオプションを9月1日に提供開始します。
「m-FILTER@Cloud」と「クリプト便 for m-FILTER@Cloud」の連携オプションは、一般的なファイル転送サービスのようにWebブラウザー経由でファイルを手動アップロードするのではなく、メールに添付されたファイルを「クリプト便 for m-FILTER@Cloud」に自動アップロードするため、利用者は現在のメール運用を大きく変更することなく、安全なファイル転送が可能になります。メール送受信時の安全を担保しながら、安全なファイル転送を実現することで、脱PPAPにも対応します。
具体的には、添付ファイル付きのメールは、「m-FILTER@Cloud」が自動的に「メール本文」と「添付ファイル」に分離します。メール本文はそのまま受信者に送信しますが、添付ファイルは「クリプト便 for m-FILTER@Cloud」に自動でアップロードし、受信者は別メールに記載されたダウンロードURLからファイルを取得できます。ファイルを取得する際も、受信者のアカウント認証でファイルを取得できるため、メールでパスワードを別送する必要はありません。
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