- 2022/08/04 掲載
和田繁明氏死去=西武、そごう再建に手腕―88歳
西武百貨店、そごうの再建に手腕を発揮した元ミレニアムリテイリング(現そごう・西武)会長の和田繁明(わだ・しげあき)氏が7月25日に死去した。88歳だった。
東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻浩子(ひろこ)さん。連絡先はそごう・西武社長室。
40歳で西武百貨店常務に昇格。将来を嘱望されたが、当時のオーナー故堤清二氏と対立し、グループ会社への転出を余儀なくされた。1992年、バブル崩壊で経営難に陥った西武に復帰。会長、社長として業績回復に貢献した。
2000年に倒産したそごうには特別顧問で迎えられ、社長に就任。「選択と集中」を重視した改革を進め、民事再生手続きを2年半で終結させた。03年には西武に再び招かれ、そごうとの統合を主導。05年12月、セブン&アイ・ホールディングス傘下入りを決断した。
百貨店業態の改革に一貫して取り組み、危機になると助っ人として現れることから「百貨店の再建請負人」と評された。
【時事通信社】 〔写真説明〕和田繁明氏
元ミレニアムリテイリング(現そごう・西武)会長
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