• 2022/08/04 掲載

新興国の資金フロー、7月は5カ月連続売り越し 2005年以降で最長

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ニューヨーク 3日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)が3日公表した非居住者資金動向によると、7月は新興国市場から98億ドルの資金が流出し、5カ月連続の売り越しとなった。景気後退やインフレへの懸念を背景に資金が流出し、連続売越期間は2005年以降で最長となった。

6月は38億ドルの売り越し、昨年7月は351億ドルの買い越しだった。

過去5カ月の売越額は計393億ドルとなった。

先進国がインフレに歯止めをかけようと、長年にわたる超低金利政策を見直したこともあり、新興国から資金が流出。ロシアのウクライナ侵攻を引き金とする食糧とエネルギーの価格高騰が新興国の苦境に追い打ちをかけた。

IIFのエコノミスト、ジョナサン・フォーチュン氏は、米国は連邦準備理事会(FRB)の一連の利上げで金利が中立に近づいている点に触れて、「最近の資金フローの動きのほとんどはドルに起因している」と指摘。金利が中立的な水準に達し、米国の金利がある程度安定すれば、新興国からの資金流出に歯止めがかかるとの見通しを示した。

7月は中国を除く新興国の株式に25億ドルが流入し、2月以来の買い越しとなった。

中国は64億ドルの売り越しで、債券は29億ドル、株式は35億ドルの売り越しだった。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます