- 2022/08/04 掲載
ウクライナ発の穀物船に保険提供の動き、最大5000万ドル補償
ロンドンの海上保険市場は、黒海地域を高リスクに分類しており、保険料が高騰している。
ロンドンにあるロイズ保険市場で保険会社アスコットとブローカーのマーシュは穀物商社が貨物船の航海1回ごとに最大5000万ドルの補償を受けられる仕組みを立ち上げた。マーシュの海運担当幹部、マーカス・ベイカー氏が明らかにした。
「過去数日に幾つかの問い合わせがあり、軌道に乗ると見込んでいる」とロイターに語った。5000万ドルは大半の穀物輸送に十分すぎる額だとも述べた。
ロシアによる軍事侵攻で止まっていたウクライナ産穀物の輸送について、両国はトルコと国連の仲介で再開に合意。最初の貨物船が黒海沿岸のオデーサ(オデッサ)を出港し、レバノンに向かう途中でボスポラス海峡を通過した。
一方、保険会社ヒスコックスの最高経営責任者(CEO)は3日、ウクライナから回廊を通る貨物船の船体と貨物の被害を補償する保険を提供するために組織される企業連合に参加を決めていると述べた。
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