- 2022/09/19 掲載
ECB利上げ、来年も続く可能性 消費者に痛み=レーン専務理事
インフレ率が2桁に近づく中、ECBは7月と9月に大幅な利上げを実施。長期的なインフレ期待が目標の2%を超えていることから、さらなる行動を取ると表明している。
レーン氏は会議で「われわれは、これが需要を減衰させると考えている。痛みを伴わないふりをするつもりはない」と述べた。「需要は現在、インフレ圧力の要因となっている。6カ月前や9カ月前とは状況が異なる」と語った。
また、ECBの預金金利は0.75%と景気支援を続ける中、依然として低く、中銀の仕事はまだ終わっていないと指摘。
金利は年内、会合ごとに引き上げられる可能性があるほか、来年初めにも上昇する可能性があるとした。その上で、ECBはどこで利上げを停止するかについてオープンな姿勢を維持しており、会合ごとに判断すると述べた。
また、これとは別にアイルランドの放送局RTEのインタビューで、ユーロ圏経済について、冬場にほぼ横ばいになる見通しだとした上で、エネルギー価格高や天然ガス不足を踏まえ、リセッション(景気後退)の可能性を排除しない姿勢を示した。
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