- 2022/09/20 掲載
午前の日経平均は反発、米株上昇を好感 FOMC控えで商い細る
19日の米国株式市場は反発。FOMCを前にして方向感が定まらない動きとなったが、この流れはそのまま日本株にも波及した。下げ過ぎの反動もあって朝方は買い優勢で始まったものの、その後は底堅く推移している。
市場では、20─21日のFOMCでは少なくとも75ベーシスポイント(bp)の利上げが実施されると予想されており、100bp利上げも確率は低いながらあり得るという。そのため「FOMC結果を見極めたいとする投資家が多く、きょうと明日は模様眺めになるのではないか」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)との声が聞かれた。
全体的には上値の重さが確認された格好となったが「需給面では上半期末の配当取りが意識されるなど、下値は買われる可能性はある。高利回り銘柄を中心に底堅く推移するのではないか」(国内証券)との指摘もある。
TOPIXは0.43%高で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆2966億9400万円だった。東証33業種では、鉄鋼、ゴム製品などの値上がりが目立つ。個別では、トヨタ自動車、東京エレクトロンなどがしっかりだったが、日本郵船など海運株がさえない。
プライム市場の騰落数は、値上がり1282銘柄(69%)に対し、値下がりが479銘柄(26%)、変わらずが75銘柄(4%)だった。
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