- 2022/09/30 掲載
米インフレ対応、景気後退伴う必要なし=SF連銀総裁
デイリー総裁は「経済をより持続可能な道筋に導くには金利を引き上げ、経済活動と労働市場のペースを落とす必要がある」と述べた。同時に「深刻な景気後退を引き起こすことは正当化されず、われわれの目標を達成するためにも必要ではない」と述べた。
新型コロナウイルスへの対応やウクライナの戦争、欧州における景気後退の可能性、世界中銀の政策引き締めなど、景気のソフトランディング(軟着陸)を脅かすリスクが「無数」にあり、根強いサプライチェーンを巡る問題や「堅調な」消費支出や労働情勢などが相まって、経済の「スムーズな着陸の道は狭っている」と指摘。同時に「その道は閉ざされていない」とも述べた。
また、高インフレが長期間継続すれば、インフレを抑制するFRBの能力に対する信認が失われるリスクも高まるとも警告。FRBは指標を注視し、適切な措置を講じる必要があるとし、「歴史が示すように失敗の代償は大きい」と強調した。
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