- 2022/10/03 掲載
海外の景気減速、輸出に影響=日銀短観で経団連会長
十倉雅和経団連会長は3日の記者会見で、同日の日銀短観で大企業製造業の景況感が3四半期連続の悪化となったことに関して、「製造業は輸出企業が多く、海外の景気が減速し始めたことを少し悲観的に見ているのではないか」と述べ、世界的な景気減速に懸念を示した。
十倉氏は「米国は景気より物価の安定を優先させている。ヨーロッパも物価は米国以上に上がっており、これを冷やすのが先決だ」と指摘。日本の主要な輸出先である米国やユーロ圏でインフレ抑制のため利上げの動きが相次ぎ、景気の先行きに不透明感が出ている影響が今回の短観に表れたとの認識を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕経団連の十倉雅和会長=9月29日、東京都千代田区
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR