• 2022/10/04 掲載

英国債市場で大規模な価格見直し、追加発行は消化可能=管理庁長官

ロイター

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[ロンドン 4日 ロイター] - 英国債管理庁(DMO)のスティーマン長官は3日、英国債市場は「大規模な価格見直し」が進行しているが、クワーテング財務相が打ち出した経済対策を賄う620億ポンド(690億ドル)の国債は十分に消化が可能との見解を示した。

英10年物国債利回りは9月28日に2008年以来の高水準となる4.582%へ上昇した。10年債価格は9月に月間ベースで少なくとも1957年以来の大幅な下落を記録した。イングランド銀行(英中銀)などの利上げに加えて、クワーテング氏の減税計画への懸念が背景にある。

スティーマン氏はロイターのインタビューで「英国債や他の国債市場は大規模な価格見直しを余儀なくされている」と述べた。

「財政状況だけでなく金融政策がどう対応するかという点でも、多くの不確実性がある。これが主に市場のボラティリティーにつながっている」と分析した。

国債管理庁はクワーテング氏の発表を受けて、2022/23年度の資金調達目標を720億ポンド増やし2340億ポンドとした。このうち620億ポンドは国債発行で賄うとしている。

スティーマン氏は「おおむね順調に消化されると確信している」と述べた。

市場には常に潜在的な不確実性が存在し、現在の状況にも当てはまるとして「過度な懸念はない」と語った。

国債入札が未達になる可能性は排除できないとも述べた。未達は2009年以来起きていない。

トレードウェブのデータによると、2年債の売値と買値の差が拡大し3日は約10ベーシスポイント(bp)となったが、スティーマン氏は市場の変動が小さくなれば縮小するとの見方を示した。

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