• 2022/10/05 掲載

NY外為市場=ドル全面安、米債利回り低下に追随 ユーロやポンド堅調

ロイター

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[ニューヨーク 4日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが大半の主要通貨に対し下落。オーストラリア準備銀行(中央銀行)の予想外の利上げペース鈍化を背景に米10年債利回りが低下したことに追随した。

豪ドルは0.2%安の0.6503米ドル。オーストラリア中銀は4日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ、9年ぶり高水準の2.60%とした。予想の50bpより小幅な利上げで、市場はサプライズと受け止めた。ただ、中銀は今後の追加引き締めに含みを持たせた。

ユーロ/ドルは1.6%高の0.9978ドル、ポンド/ドルも1.2%高の1.1456ドル。

コーペイのチーフマーケットストラテジスト、カール・シャモッタ氏は「豪中銀が予想より小幅な利上げを実施したことで、金融市場全体で利上げ観測が後退している」と指摘。豪中銀の動きが「炭鉱のカナリア」のような効果をもたらしたとし、「米連邦準備理事会(FRB)や他の中銀による利上げ観測が弱まり、資金がドルからリスク資産にシフトする動きを後押しした」と述べた。

また、米労働省が4日に発表した8月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が110万人減の1010万件と2021年半ば以来の低水準となった。減少件数は2020年4月以来2年4カ月ぶりの大きさ。市場予想は1077万5000件だった。

シャモッタ氏は「予想以上に急激な求人数の減少で、FRBの引き締めサイクルが最終局面に近づいているとすれば、その可能性を示唆する内容」と述べた。

ドルは中国人民元に対しても下落し、オフショア人民元に対し0.9%安の7.0383元。一時、7.0332元まで下落した。

ドル/円も0.4%安の144.03円。前日は日本政府と日銀による9月22日の円買い介入以降初めて145円を上抜けたものの、その後は145円を下回る水準を維持している。

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