- 2022/10/05 掲載
午後3時のドルは144円前半で一進一退、NZドル堅調
ドルは午前9時過ぎに一時143.53円まで下落し、9月26日以来の安値を更新した。米金利の上昇が一服となり、ドル買いが勢いを欠く中で「ドル売りより円買いがみられた」(国内銀行)という。
しかし仲値にかけては、実需の売買が集中する五・十日でドル買いが普段より膨らんだといい、昼にかけて144円前半へ値を戻した。
この日話題となったのはNZドル。中銀が市場予想通り0.5%の利上げを実施したうえ、議事要旨で0.75%の利上げも議論となったことが判明し、対米ドルで0.58ドル付近と一時1%近い上昇を見せた。
前日に利上げを行った豪中銀が、市場の事前予想0.5%を下回る0.25%の小幅利上げにとどめたことで、景気減速への警戒感から世界的に利上げペースが鈍化する可能性があるとして、きょうのNZ中銀の決定には注目が集まっていた。
市場では「NZ中銀はタカ派寄りだった。再び主要中銀のタカ派的な金融引き締めが意識されやすい」(国内銀行)とし、「きょうの米雇用関連指標が大きく崩れなければ、ドルは再び上方向に向きやすい」(同)との声が出ていた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 144.14/19 0.9962/66 143.61/65
午前9時現在 143.84/86 0.9982/86 143.60/64
NY午後5時 144.09/12 0.9983/87 143.91/95
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