- 2022/10/05 掲載
ヘッジファンド、第2四半期は320億ドル流出=調査
インフレ、地政学的な緊張、ウクライナ戦争を背景に投資家が資金を引き揚げた。流出額は2020年第1・四半期に新型コロナウイルスの流行が始まって以降で最大。
プレキンは、中央銀行の利上げ継続を受けて、資金流出が続く可能性があると指摘。世界的な不透明感で「市場に大きな圧力がかかり、投資家が資金配分の見直しを余儀なくされた」という。
第2・四半期は運用成績も低迷した。北米に特化したヘッジファンドの運用成績はマイナス8.82%。欧州に特化したヘッジファンドはマイナス5.78%、アジア太平洋に特化したヘッジファンドはマイナス4.45%だった。
資金流出が目立ったのは欧州に特化したヘッジファンド。第2・四半期の流出額は284億ドル、上半期の合計流出額は492億ドルとなった。
今年上半期を含む過去5年間の運用成績も、米国に特化したヘッジファンドがプラス8.55%、アジア太平洋に特化したヘッジファンドがプラス6.90%だったのに対し、欧州に特化したヘッジファンドはプラス3.5%にとどまった。
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