• 2022/10/05 掲載

日経平均は続伸、引き締め鈍化の思惑で安心感 2万7000円回復

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、続伸。前日比128円32銭高の2万7120円53銭で大引けた。9月22日以来の2万7000円台乗せ。主要中銀による金融引き締めが鈍化するとの思惑が生じていることが、参加者の間で安心感を誘っている。ただ、今週末に米雇用統計の発表を控えているため、売り買いともに積極的なポジションを構築する動きがみられず、後半は模様眺めムードが支配した。

4日の米国株式市場は続伸。S&P総合500種は、2年ぶりの大幅な上昇となった。オーストラリア準備銀行(中央銀行)の利上げ幅が予想よりも小幅にとどまり、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げの手綱を緩めるのではないかとの観測が出たことでリスクオンとなり、その流れが日本株にも波及している。

ただ、今週末は3連休であるうえに、米雇用統計の発表を控えていることから、市場参加者は減るとの見方が多い。さらに、ここまでの戻りが急だったほか、新たな買い材料が見当たらないことから見送り気分が強まり、後半は高値圏でのもみ合いに終始。株価の動きに関しても、自律反発の域を出ていない。

市場では「週末に米雇用統計を控え、これを見極めたいという投資家が多いため、今週はきょうあたりから様子見姿勢が強まるのではないか」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声も聞かれた。

TOPIXは0.32%高。東証プライム市場の売買代金は、2兆8269億4500万円だった。東証33業種では、精密機器の上昇が目立つが、建設業がさえない。個別では、キーエンスなど値がさハイテク株に高い銘柄が多く、ソフトバンクグループもしっかり。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループなどの銀行株が小安く推移した。

プライム市場の騰落数は、値上がり898銘柄(48%)に対し、値下がりが849銘柄(46%)、変わらずが89銘柄(4%)だった。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます