- 2022/11/15 掲載
ECBは利上げ継続、ペースは減速も=仏中銀総裁
[東京 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は15日、都内で講演し、ECBはおそらく2%の水準を超えるまで利上げを継続するだろうが、大幅利上げが新たな習慣になることはないとの見解を示した。
ECBは記録的なペースで利上げを実施。中銀預金金利はわずか3カ月で計200ベーシスポイント(bp)引き上げられ、1.5%となった。
総裁は「(金利は)2%程度と推定される『正常化レンジ』に近づいている。12月にはこの水準に達するだろう」と述べた。
「この水準を超えても(ECBは)おそらく利上げを継続するが、より柔軟に対応し、ペースを落とす可能性もある。大幅利上げが新たな習慣になることはない」と語った。
米国が世界のインフレサイクルの先頭に立っていることを踏まえると、同国で総合インフレ率とコアインフレ率がピークを迎える兆候が見られたのは誰にとっても「良いニュース」と述べた。
「米国の金融引き締めはドル高を通じて他の国々にも強力な波及効果をもたらした」と指摘した。
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