- 2026/04/03 掲載
米2月の貿易赤字、4.9%増加 輸出過去最高も輸入回復が相殺
[ワシントン 2日 ロイター] - 米商務省と国勢調査局が2日発表した2月の貿易収支は、貿易赤字が4.9%増加し573億ドルになった。輸出は過去最高を記録したが、輸入の回復がそれを相殺した。第1・四半期の経済成長は貿易によって押し下げられる見込みとなった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は610億ドルの赤字だった。
1月のデータは、赤字額が前回発表の545億ドルから547億ドルに修正された。
エコノミストは、中東石油輸送の要衝であるホルムズ海峡の輸送制限により、貿易量が減少すると予想している。イランと米・イスラエルとの戦争は開始から1カ月となり、絶えず変化する貿易政策への対応に苦慮していた企業に新たな不確実性を生み出した。世界の原油価格は50%以上高騰し、今週の全米平均ガソリン小売価格は約3年ぶりに1ガロンあたり4ドルを超えた。
2月の輸入は4.3%増加し、3721億ドルとなった。財貨(モノ)の輸入は5.0%増加し、2915億ドル。主にコンピューター、コンピューター周辺機器、半導体を反映した資本財の輸入が78億ドル増加した。これらの輸入は、人工知能(AI)やデータセンターの建設に関連していると考えられる。
工業用品・原材料の輸入額は31億ドル増加し、その大部分は原油の増加によるものだった。消費財の輸入額は22億ドル増加。医薬品が10億ドル増加した。自動車、部品、エンジンの輸入額は16億ドル増加した。
輸出額は4.2%増加し、過去最高の3148億ドルに達した。モノの輸出額は5.9%急増し、過去最高の2069億ドルとなった。
金と天然ガスの輸出増加にけん引され、工業用資材・材料の輸出額は102億ドル増加し、過去最高を記録した。非石油製品の輸出額も過去最高となった。2月のモノの貿易収支赤字は3.0%拡大し、846億ドルとなった。
インフレ調整後の貿易収支赤字は5億ドル(0.6%)増加し、835億ドルとなった。
対中貿易赤字は1月の125億ドルから2月には131億ドルに拡大。メキシコとの貿易赤字は41億ドル増加して168億ドルとなった。
旅行、その他のビジネスサービス、金融サービス、知的財産権使用料の増加を背景に、サービス輸出は11億ドル増加し、過去最高の1079億ドルに達した。一方、運輸サービスの輸出は減少した。
知的財産権使用料の増加により、サービス輸入額は13億ドル増加し、過去最高の806億ドルに達した。
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