- 2022/11/15 掲載
ロシア産石油禁輸や価格上限、市場に前例ない不確実性=IEA
EUは、ロシア産原油の海上輸送に輸入を12月5日までに禁止する。時期を同じくしてG7はロシア産原油の販売価格に上限を設ける。EUは来年2月5日までにロシアの石油製品の輸入も禁止する。
IEAは月報で、EUの禁輸措置は「世界の石油需給、特にすでに逼迫しているディーゼル市場にさらなる圧力をかけることになる」と指摘。価格上限設定は「緊張緩和の一助となるかもしれないが、多くの不確実性と物流上の課題が残っている」とした。
IEAは、ロシア産石油を避ける動きから来年の同国の産油量は日量140万バレル減少すると予想した。
またEUに必要な代替調達規模は原油が日量100万バレル、石油製品が同110万バレルで、特にディーゼルは不足し価格が上昇すると予想した。
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