• 2022/11/15 掲載

英失業率、7─9月予想外の上昇 賃金コロナ期除く過去最高の伸び

ロイター

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[ロンドン 15日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が15日発表した7─9月の失業率は3.6%と予想外に上昇した。

ロイター調査によると、失業率は前月から横ばいの3.5%と予想されていた。9月の失業率は3.8%だった。

7─9月の就業者数は5万2000人減と、ロイター調査の予想中央値(2万5000人減)を大幅に上回る減少となった。

8─10月の求人数は123万人に減少し、2021年終盤以降で最低となった。

ONSのダレン・モーガン氏は「求人数は最近のピークから減少し続けており、経済的圧力が採用を控える要因になっていると指摘する雇用主が増えている」と述べた。

求人数が最も減少したのは接客業で、次いで小売業と卸売業だった。

しかし求人数は過去の水準と比べると依然として高水準で、多くの企業が人員の補充に苦慮している状況が浮き彫りになった。

賃金(除くボーナス)は前年比5.7%増と、新型コロナウイルスのパンデミック期間を除いて過去最高の伸びだった。アナリスト予想は5.5%増。

ボーナスを含む賃金は6.0%増加し、市場予想の5.9%を上回った。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、アシュリー・ウェブ氏は「労働市場が転換点にあるという暫定的な兆候が見られたが、イングランド銀行(英中央銀行)は、賃金の伸びが鈍化する明確な兆候を見たいだろう」と述べた。

同氏は英中銀が12月に50ベーシスポイント(bp)の利上げを行い、政策金利を最高5.0%まで引き上げると予想。ただ17日に発表される財政計画が景気を急減速させる内容となった場合、追加利上げの緊急性が低下する可能性があるとの見方を示した。

ONSによると、消費者物価の上昇率を反映させた実質賃金は、ボーナスを除いたベースと含んだベースとも約4%減少した。

職に就いておらず就業意欲もない「非労働力」人口の割合は8─10月は21.6%となり7─9月の21.7%から低下した。

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