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  • 2023/04/07 掲載
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DXには、ユーザーへの価値を最大化するためのバリューチェーンを構築する「価値創造のDX」と、それを実現するために、インフラ基盤の整備やガバナンスの強化などを進める「基盤領域のDX」の2つがある。「G-SHOCK」シリーズで有名なカシオ計算機は、ある2つの考えを重視しながら基盤領域のDXと価値創造のDXを実現し、ビジネスモデルの変革を進めている。本稿では、基盤領域のDXを担っている、同社のデジタル統轄部 統合プラットフォーム部 エキスパート 大熊 眞次郎氏に、重視する考えやインフラの構築方法など基盤領域のDXの成功事例を聞いた。

価値創造のDXで誕生した“自分だけ”のG-SHOCK

 1957年設立のカシオ計算機は「創造貢献」の経営理念に基づき、斬新な製品を世に出し続けて社会貢献につなげている企業だ。主な事業は、G-SHOCKに代表される時計が売上の約6割を占め、次いで、電卓や電子辞書の教育事業が約2割、楽器事業で約1割、残りはシステム、その他となっている。日本での売上は全体の25%ほどで、北米・欧州が約32%、他の地域が約43%のグローバル企業である。

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カシオ計算機の経営ビジョン。継続的な価値を提供できるビジネスへ変革していく
 ユニークなプロダクトを次々と世に出してきたカシオ計算機は、2030年度に企業価値を最大化することを目標に掲げた経営ビジョン「New Casio C30プロジェクト」を推進。その中でデジタル技術・データを活用したDXに取り組み、売り切り型のプロダクトではなく、継続的に価値を提供できるリカーリング(継続収益)型のビジネスモデルへの変革を目指している。

 代表例が、自分でパーツを選んで世界に1つだけのオリジナル時計を注文できるオンラインサービス「MY G-SHOCK」や、GIGAスクール構想に対応したオンライン総合学習プラットフォーム「ClassPad.net」だ。これらのように、ユーザーに対する価値の最大化に向けたバリューチェーンを構築するのが価値創造のDXだ。

 だがこれを実現するためには、基盤領域のDXが必要だ。インフラ基盤の整備などに努めつつ、柔軟な働き方や迅速な意思決定を可能とする環境を整えなければならない。ここからは、基盤領域のDXを成功させるための秘訣を紹介する。

この記事の続き >>
・IT部門の歴史でわかる、カシオが重視する「2つの考え」
・「基盤領域のDX」を実現できた成功の秘訣
・フルトラストのチームへ、最重要課題は「世界展開と未来型人材」

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