1製品発売までに長い期間・多くの投資が必要
たとえば製薬業界全体で見ると、「臨床試験成功確率は11.8%で、かつ、臨床試験は審査期間を含めて平均96.8カ月」を要すると言われている。また、新薬は新たな効果を生むものから承認されていくため、「1製品発売までの研究開発費は、失敗コストを含めて25.6億ドル(約3,785億円)に上るという調査結果もある」」という。こうした課題をDXによって解決していくのが大きなテーマとなっているのだ。
こうした中、同社では2020年に、「CHUGAI DIGITAL VISION 2030」を発表。志済氏は「臨床試験であれば、いまだに紙による煩雑なプロセスが多く残っており、ERPなどによるデジタル化で効率化できる余地は多分にあります」と話す。煩雑な業務であればあるほど効率化への期待度は高く、デジタル化により「生産性2倍」にすることを合言葉としている。
こうしたDXを進める上で、最重要課題であるのが盤石なセキュリティの構築だ。では、同社はDXとセキュリティをどのようにして同時並行させていく戦略なのか、詳しく見ていこう。
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・DX推進へ「マルチクラウド」基盤を整備
・「ChatGPT」を積極活用する“3領域”とは
・セキュリティ戦略における「3つの観点」と「2つのアプローチ」
・「取引先に潜むリスク」にどう対処?
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