丸紅、アブダビに総合商社設立

　丸紅は、アブダビ首長国政府と提携し、アブダビに総合商社を設立すると発表した。

アブダビはエネルギー偏重の経済構造からの脱却を目指し、全産業を網羅する日本の総合商社ビジネスモデルを導入することを決定した。同国が有する豊富な資金力及び独自に構築している中東・北アフリカ諸国との外交関係を活用し、国内産業育成・振興及び貿易・投資促進を図ることが狙いだという。 　丸紅は1970年前半よりアブダビ国の電力・インフラ整備に寄与し、またエネルギー資源関連の貿易取引でも大きく貢献、これら実績がアブダビ国に高く評価され総合商社設立パートナーに選定された。
　合弁会社が実施するF/Sの結果、推進可能と判断されれば、必要額への増資を行い、総合商社としての“Abu Dhabi Trading House”(アブダビ国非上場株式会社)を設立するという。