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- 2026/11/03 15:45 掲載
OpenAI、重大脆弱性の報奨金を4倍超に 専門企業カテドラルに自社の防御を攻めさせる
提携先はセキュリティ企業のカテドラルだ。同社の研究者がOpenAIのモデルを社内チームとともに使い、OpenAIの防御に挑む。OpenAIは、他社にない専門性や手法による弱点の発見を期待している。
カテドラルのCEO兼共同創業者であるギャビン・クリガー氏は「OpenAIは外部のセキュリティ企業と組み、自社のモデルで防御を継続的に試し、強化するという重要な手本を示している。あらゆる企業が、こうした能力を実際に使うことを考えるべきだ」とコメントした。
OpenAIはあわせて、セキュリティ分野のバグバウンティ(脆弱性報奨金)制度を改善し、重大な脆弱性の発見に対する報奨金を4倍超に引き上げる。発表では具体的な金額には触れていない。
前回のスプリントでは、製品エンジニアの25%を自社システムの弱点の発見と修正に充てた。エンジニアはCodexを使って検出結果を調べ、隔離した環境で脆弱性を再現し、レビュー用のパッチを用意したという。OpenAIは今回、この前回のスプリントで得た設計や教訓を、業界や政府の防御担当者を支援するための構想とともに公開している。
OpenAIは背景として、従来のサイバー防御だけではもはや十分でないと説明している。業界で最近相次ぐインシデントを挙げ、攻撃者より先に弱点を見つけて直す継続的な防御の仕組みが欠かせないという認識だ。
同社は最も高性能なモデルを自社の防御に使うとともに、Daybreakの顧客にも提供している。重要なサービスやデジタル基盤を守る最前線の防御担当者に向けて、6か月で10億ドル(約1,580億円)分の補助付きアクセスを確約した。
OpenAIのサイバー向けモデルをめぐっては、オラクルも10月28日、脆弱性の発見と検証に使うAIセキュリティ基盤を発表している。
では、OpenAIはなぜいま、外部の専門企業に自社を攻めさせるのか。背景には、半年足らずで積み上がったDaybreakの施策の連なりと、提携先カテドラルの素性がある。
・Daybreak発足から半年、OpenAIが重ねた防御の打ち手
・提携先カテドラルの素性と、評価額14億ドルの中身
・10億ドルの補助は、実は新しい約束ではない?
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