- 2006/07/05 掲載
オープンソースソフトウェア「Xen」を搭載した仮想専用サーバーサービスが提供開始
GMOホスティング&セキュリティグループで、国内の個人・中小企業向けの低価格ホスティングサービスを提供しているアット・ワイエムシーは、個人事業者や中小企業のVPSサービス導入を推進するため、アプリケーション各種のインストール代行サポートなど初心者向けのサーバー運用支援体制を整え、オープンソース・ソフトウェア「Xen(ゼン)」搭載の仮想専用サーバー(VPS)サービス「YV(ワイブイ)シリーズ」を2006年7月3日に提供開始した。
複数ドメインによる戦略的なホームページ運営やグループウェア導入による業務効率化を図る企業が増えるにつれ、低予算にて専用サーバー並みの高い自由度をもった仮想専用サーバー(VPS)が広く必要とされることになったのが提供の背景。VPSでは複数ドメインの運用や任意のアプリケーションをインストールするなど独自のサーバー環境を構築できる自由度がある反面、顧客自らがサーバー環境をカスタマイズするなど技術的な業務負担が発生するため、技術者不足の問題を抱える個人事業者や中小企業にとってVPS導入は必ずしも容易ではなかった。
@YMCの「YVシリーズ」では専任の技術スタッフが顧客に代わって運用業務を行うサーバー運用支援体制が充実しており、また月額4,095円からの低価格プランが揃っているのでVPS初心者でも導入時及び導入後の業務負担やコストに悩まされることなく、手軽にVPSを利用できる。
「Xen」とはVPS特有の仮想マシン環境を実現するオープンソース・ソフトウェアであり、従来の仮想化ソフトウェアで問題視されている仮想化による処理性能の低下も改善されているという強みを持っている。オープンソースと自社テクノロジーの融合を推進する@YMCでは、VPSにおける顧客の空間の独立性を強化して過負荷時の安定性を確保するため、「YVシリーズ」にて「Xen」を採用したという。「Xen」の導入により、過負荷時でも同一サーバー内の他の顧客への影響を最小限に抑え、低コストでありながら安定して利用できるVPSを提供できるようになった。
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