- 2007/03/09 掲載
日本IBM、「ワールド・コミュニティ・グリッド」日本版サイト開設
「ワールド・コミュニティー・グリッド」はエイズやHIV、がんなどの疾病のもととなる遺伝子や自然災害の予測精度の改善、世界的な食糧・水の飢饉から守るための研究を支援している。現在は、2005年11月21日に発足した「FightAIDS@Home」、昨年6月23日に発足した「ヒトたんぱく質解析 フェーズ」、同年7月20日発足の「がん撲滅支援」、同年11月21日発足の「ゲノム比較」、同年12月19日発足の「筋ジストロフィー治療支援」の5つの研究プロジェクトを支援している。
2004年11月に発表された「ワールド・コミュニティー・グリッド」は、世界中、誰でも簡単にWebサイトから無料でソフトをダウンロードすることで人道的貢献に参加できるイノベーティブな社会貢献活動である。
現在、「ワールド・コミュニティー・グリッド」には、世界200ヶ国以上、331のパートナー、26万人強のボランティアが参加し、約54万台のコンピュータ資源が提供された世界最大級のコンピューティング・グリッドである。活動開始以来、約2年間で寄付されたコンピューターの稼働時間は、パソコン1台の稼働時間に換すると79000年分、PC1万台が約8年間連続して稼働した処理能力に相当します。現在でも毎週平均1000年分(PC1台の稼働時間に換算)の処理能力を提供し続けているという。
IBMはワールド・コミュニティー・グリッドの情報インフラ構築のため、ハードウェアをはじめソフトウェア、技術サービス、およびホスティング、メインテナンス、サポート・サービスを提供。特にセキュリティに関しては、ウィルス・スキャン、デジタル署名付情報、ファイルの暗号化、認証によるアクセス制御などの対策により安全性の高いシステムを提供しているという。
関連コンテンツ
PR
PR
PR