日本IBM、国内初のクラウド・コンピューティング環境検証施設を開設

　日本IBMは、同社の晴海事業所内に国内初、世界で5番目となる「IBMクラウド・コンピューティング・センター@Japan」を開設したと発表した。クラウド・コンピューティングは、いつでも、どこでも、どんな機器でも、サービスを利用することができる次世代のコンピューティングモデル。

　同センターでは、モビリティ機能やプロビジョニング機能など、柔軟なクラウド・コンピューティング環境を検証できる。また、クラウド・コンピューティングの活用を検討している顧客に、ワークショップを無償で開催。同社のエキスパートと半日、討議することで、顧客に適したクラウド・コンピューティング環境のプランを策定していく。

　IBMは、本年2月、革新的なコンピュータ活用のビジョン「New Enterprise Data Center」を発表。同ビジョンは、現在IT基盤が抱える課題を解決し、コスト削減や運用効率化を達成する。同時に、グローバル化が進む市場において競争力を高め持続的な成長を持続していくためのIT基盤の確立を目指す。