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- 2026/11/02 09:44 掲載
石油大手アラムコ、政府系AI企業ヒューメインの49%を握る 現金4,100億円でAIに本腰
取引では、アラムコが2026年中に現金で約99億サウジ・リヤル(約26億ドル、1ドル=157円で換算すると約4,100億円)をヒューメインに拠出する。あわせて、AI、計算資源(コンピュート)、デジタル資産も提供する。PIFとアラムコは、AI関連の資産、能力、人材をヒューメインに集めるという。
ヒューメインは2025年5月に立ち上げられた。次世代のデータセンター、高性能なインフラとクラウド基盤、アラビア語のマルチモーダル大規模言語モデル(LLM)「ALLaM」をはじめとするAIモデル、AIソリューションの4分野で、AIをフルスタックで手がけている。2030年までにAI向けデータセンターの容量3ギガワットを展開し、AIの輸出で世界有数の存在になることを目指すとしている。
PIFのヤジード・アル・フミード副総裁(中東・北アフリカ投資責任者)は「PIFとアラムコのAI投資をヒューメインの下に束ねることで、人材の育成、技術の進歩、知的財産の創出を後押しする力強い相乗効果が生まれる」とコメントした。
アラムコのアミン・ナセル社長兼最高経営責任者(CEO)は「2023年以降、アラムコは『技術実現価値』で113億ドルを達成し、その相当部分はAIソリューションによるものだ」と説明。そのうえで「AIは今後のビジネスで重要な役割を果たす」と述べた。
アラムコは、ヒューメインのAIインフラを活用し、先進的なAIの能力を産業用途に生かす考えという。PIFは、今回の取引が2026~2030年の戦略に沿ったものだと位置づけている。
では、アラムコはなぜ、いま約26億ドルをヒューメインに投じたのか。背景には、湾岸のデータセンターをめぐるアナリストの試算と、ヒューメインが描く上場計画がある。
・湾岸のデータセンターは電力コストでどこまで有利か
・拘束力のない合意から1年、出資が固まるまでの経緯
・ヒューメインが描く上場の青写真と、AIバブルを指摘する声
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