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- 2026/11/02 09:41 掲載
OpenAI「GPT-Rosalind-6」、遺伝子解析の成功率2倍超…生命科学AIは審査通過者のみ
GPT-Rosalind-6は、同社の主力推論モデル「GPT-6 Astra」と同一の重みを使う。OpenAIによると、追加の学習データや追加のポストトレーニングは行っていないという。「GPT-Rosalind-6 Research」として、適格な科学者、研究機関、企業、政府パートナーに限って提供し、一般には公開しない。
利用には審査が必要だ。OpenAIは、申請者の用途、セキュリティ対策、ガバナンス体制などを確認したうえでアクセスを認める。承認された企業顧客には、権限を必要最小限にとどめるアクセス制御を求めるほか、モデルの出力が実験や論文、重要な判断に使われる前に、資格のある担当者によるレビューを義務づけている。
性能は、前世代の「GPT-Rosalind-5.5」との比較で示した。最高の推論予算で測った結果は、創薬化学のMedChemBench v7(99問)が49.6%対28.9%、遺伝子解析などの定量分析を問うGeneBench Pro v13(129問、単発成功率)が37.7%対16.7%、現役の研究者が提供した課題によるLifeSciBench Gold(94問)が61.3%対44.0%。いずれもOpenAI自身の評価で、GeneBench Proは本番とは異なるベンチマーク専用の構成で測定した。
安全面では、同社の「Preparedness Framework」で、生物・化学分野を最上位の「Critical」には至らない「High」と位置づけた。サイバーセキュリティはGPT-6 Astraの評価を踏襲し「Critical」として扱う。生物兵器化につながる依頼は拒否するよう設計しているという。
初代のGPT-Rosalindは4月に登場した。OpenAIは10月20日にも、AI創薬企業Orchestra Bioの買収とRosalindへの統合を明らかにしている。
では、親モデルと同じ重みを使いながら、なぜGPT-Rosalind-6は生物学の際どい質問に答えられるのか。その代わりに、安全性の評価はどこで割れたのか。
・親モデルより生物学の質問に答える設計の中身
・安全基準の通過率が大きく割れた項目はどれか
・最上位「Critical」に届かなかった評価と、5.5を下回った項目
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