インテル、AMDも大規模人員整理

　半導体最大手のインテルは21日（現地時間）、東南アジアなどの一部の生産工場を統廃合すると発表した。

　現在主力の45ナノ、32ナノの製品を取り扱わない工場、フィリピンのペナン工場、マレーシアのキャビテ工場の2工場は、2月20日にも生産を停止する。カリフォルニアのサンタクララの工場では一部の生産ラインをストップする。

　今回の発表に伴い、インテルの全従業員約8万4,000人の6～7％に相当する5,000人～6,000人の従業員に影響があるという。インテルではこれらの従業員をすべて削減するのではなく、一部は他の工場へ異動などして雇用を確保するとしている。

　インテルと競合しているアドバンスド・マイクロ・デバイス（AMD）も、モバイル部門を米クアルコムに売却する見通しを発表しているほか、1,100人の従業員削減や給与カットなども報じられてお、、半導体需要の急速な悪化に伴った動きが加速している。