SAPジャパンと豆蔵は12日、サービス指向アーキテクチャ（SOA）分野での協業を開始すると発表した。

　これに伴い、豆蔵は5人からなる「SAPのSOA戦略コンサルティングチーム」を設立。SOA導入時における、システム開発上流工程でのビジネスプロセスやサービスのモデリング、プロジェクトマネジメントなど、包括的なアプローチを行うという。

　また、導入にあたり、豆蔵が開発したSOA導入方法論「enThology」を利用。これまで豆蔵では、サービス化する手法および、これらを使った統合環境を構築する手法をenThologyに体系化して提供してきていた。

　ERPを中心とした統合環境を構築する方法論を、SAPのエンタープライズサービスおよび、SAP NetWeaverを利用して、SOA導入方法論として構築。これにより、上流のビジネス要件からSAP ERP 6.0で提供されるエンタープライズサービスを活用したサービス実装までを結合できるという。

　さらに、SAPジャパンと豆蔵はERPエンジニアがSOAアーキテクトへとスキル転換を支援するためのトレーニングを共同で提供する。ビジネスプロセス・エキスパート向けコース、SAP NetWeaver 7 Java開発者向けコースを両社共同で作成し、豆蔵が講師派遣、SAPジャパンがトレーニングプログラムの営業活動を実施。技術者コミュニティを共同で拡大していく。