- 会員限定
- 2026/10/05 19:30 掲載
塩野義、米IntraBioを約3,156億円で完全子会社化へ 希少疾患薬AQNEURSAの全権利を獲得
Shionogi Inc.がIntraBioの発行済み株式のすべてを取得し、株主に20億米ドルを支払う。取得価額は日本円換算で3,155億6,000万円(1米ドル=157.78円)。取引の実行は2026年11~12月の予定で、各国の競争法に基づく待機期間の満了や、規制当局の承認の取得が前提となる。
IntraBioは2015年の設立で、リソソーム機能や細胞内カルシウムシグナリングの調節に着目した低分子薬の開発を強みとする。主力のAQNEURSA(一般名:レバセチルロイシン)は、ニーマン・ピック病C型の神経症状の治療薬として米国と欧州で承認を取得し、米国では販売が始まっている。
さらに9月18日には、毛細血管拡張性運動失調症に対する世界初の治療薬として、米FDA(食品医薬品局)から適応追加の承認を得た。欧州でも同じ適応で申請が行われている。
塩野義はAQNEURSAとその関連化合物の知的財産や販売権を含む、全世界の権利を取得する。2025年12月に田辺ファーマからの買収を発表し、2026年4月にグローバル販売を始めたALS(筋萎縮性側索硬化症)治療薬エダラボンの事業基盤を使い、AQNEURSAを必要とする患者に早く確実に届けるとしている。
あわせて、希少疾患に詳しい人材とノウハウも取り込む。脆弱X症候群、Jordan症候群、ポンペ病といった開発中の薬や、研究初期段階の候補品について、研究開発を加速させる考えだ。
財務アドバイザーはゴールドマン・サックスが塩野義側、CenterviewとMorgan StanleyがIntraBio側を務めた。2027年3月期の連結業績への影響は精査中で、開示すべき事項が生じれば速やかに知らせるとしている。
では、塩野義は、わずか10カ月で3件目となる巨額の買い物の代金を、どう賄うのか。背景には、銀行から借りたつなぎ融資と、買収額と売上高の大きな落差がある。
・10カ月で3件、積み上がった買収額の合計
・つなぎ融資と、今回の資金手当ての空白
・IntraBioの売上と赤字から見える割高感
今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。
すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!
医療業界のおすすめコンテンツ
PR
PR
PR