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- 2026/10/20 22:27 掲載
セールスフォース、ブレイズを約56.6億ドルで買収へ 顧客エンゲージメント基盤を獲得
公式発表によると、企業価値は約56.6億ドル(約8,950億円、1ドル=約158円で換算)。ブレイズのクラスA普通株式の株主には、1株あたり47.50ドル(約7,500円)を現金で支払う。
ブレイズは、モバイルアプリやWebサイト、メール、SMS、WhatsAppなどをまたいで、顧客の行動に応じたメッセージを送るためのプラットフォームを提供している。イベントストリーミング型のクラウドネイティブな設計で、年間で数兆件のメッセージや顧客ジャーニー上のアクションを処理するという。AIによる最適化機能「BrazeAI」も備える。顧客は約2,770社で、Canva、Dairy Queen、Equinox、Instacart、Urban Outfitters、Venmoなどが名を連ねる。
セールスフォースは、買収の完了後にブレイズのリアルタイムのエンゲージメントとAIによる意思決定の機能を、「Data 360」「Customer 360」「Agentforce」「SIForce」の4層にわたって補完させるとしている。とくにCustomer 360では、Marketing Cloudのチャネルをまたいだパーソナライズを強化する見通し。ブレイズは共同創業者のビル・マグナソン氏(CEO)らが率いる。
セールスフォースのパトリック・ストークス氏(アプリケーション&マーケティング担当プレジデント)は、ブレイズが顧客の行動を大規模なパーソナライズ体験に変えるために作られたと説明した。マグナソン氏は「今後もブレイズとして開発を続け、顧客やパートナーのコミュニティーへの投資を続ける」とコメントしている。
セールスフォースは2026年6月にも、顧客対応AIのFin(旧Intercom)の買収を発表している。
完了はセールスフォースの2028会計年度を見込む。ブレイズ株主の承認や必要な規制当局の承認など、通常の完了条件が付く。セールスフォースは2027会計年度の業績予想に変更はないとしており、2028会計年度の予想は示していない。長期目標も据え置く。財務アドバイザーはセールスフォース側がJ.P.モルガン、ブレイズ側がQatalyst Partners。
では、セールスフォースはなぜ、これほど立て続けに大型買収へ踏み切るのか。背景には、積み上がる買収額と、ブレイズの直近決算、日本市場にも関わる数字がある。
・3件の買収で170億ドル超、セールスフォースの買い物リスト
・56.6億ドルの値札は妥当か、ブレイズ決算と上乗せ率を検証
・日本の顧客はどうなる、国内法人とシェアの現在地
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