- 2009/07/07 掲載
NECがグループ内の営業体制を刷新、グループ各社の大企業向け営業は本体に統合
今回発表された再編計画では、グループ内各社にある東名阪地域の中堅市場向け営業機能をNECネクサソリューションズへ統合するとともに、年商500億円以上の大手市場向けの営業機能および東名阪以外の地域の全営業機能をNECに統合するというもの。
NECは4月から、これまで事業分野ごとに持っていた営業機能を統合し、窓口を一本化する「営業ビジネスユニット」体制に移行しており、今回の発表もグループ内のリソース配分の効率化を目指した一貫の取り組みとなる。
NECネクサソリューションズでは、東名阪の中堅向け営業機能を統合し、NECの基幹ERPパッケージ“EXPLANNERシリーズ”の短期間、低コストでのシステム導入を目指す。また、既に同社において提供しているSaaSなども積極的に推進。自社のSEによる自己完結型で機動性を重視した展開を行うという。
大手市場向けには、グループ各社の持つ営業機能をNECへ移管・統合。500名の営業要員を加えることで、大手市場での事業拡大を図る。
東名阪以外の地方についても、各社の営業機能をNECの各支社に移管・統合し、地域の窓口を一本化する。
今回の体制変更の対象となるグループ企業は、NEC、NECネクサソリューションズ、NECトータルインテグレーションサービス(NTIS)、NECソフト、NECシステムテクノロジー、NECソフトウェア北海道、NECソフトウェア東北、NECソフトウェア北陸、NECソフトウェア中部、NECソフトウェア九州、NECソフト沖縄の各社。
営業体制のスリム化・効率化は、富士通なども実施しており、グループ内での重複を避けることで全体最適を図る狙いがある。
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